髪質改善ヘアケアリスト 姫路美容室auraタカハラの営業日誌

1980年生まれ。姫路市在住*美容師歴21年目★髪質改善トリートメント、★バランス理論に基づいたショートボブ、ショートカット、★ノンジアミンカラー、★ヘッドスパを得意としています。趣味は漫画と登山⛰好きな食べ物は小籠包。

【美容師コラム】ヘッドスパの可能性

ヘッドスパ」を学び施術し始めてから10年くらいになる。ツボやリンパのマッサージを基本としたヘッドスパは、カットやカラーリングとまた違った、美容師としての新鮮さや喜びや面白さをそこに感じた。
その時からのヘッドスパのイメージは、「ヘアケアを兼ねたリラクゼーションの為」
 
延々と続くコロナ禍に世の中が疲弊していた5月に、高価格にも関わらず、3ヶ月先まで予約が取れないという芦屋にあるヘッドスパ専門のサロンで実際に施術して頂く機会があり、想像以上に軽くなった頭と一緒に、融解された精神的なものと、ひと回り小さくなった顔には感動したけれど、その技術レベルの違いに衝撃を受け、帰りの電車で肩を落としそうになった。ヘッドスパはこの領域まできているのかと。一言では言い表せられないので、いくつかの言葉で表現すると、ヘッドスパは、マッサージの延長ではない。ヘアケアであり、リラクゼーションであり、予防医学。そしてきっとメンタルヘルスにまで広がっていく可能性のあるものであり、もしかしたらこれらの要素を持ち合わせているのは、「ヘッドスパ」だけかも知れない。
 
ヘッドスパ専門店や美容室でのメニューの導入化は、ドライヘッドスパを含めると、年々その需要は伸び続けている。その背景にパソコンやスマートフォンの普及、それによる腰や首への負担から、その周辺の筋肉や血流にまで影響を与え、「ストレートネック」という言葉も出てきたほど。10年前にはストレートネックになるらしいよ?というくらいの認識だったけれど、今ではストレートネックのお客様をよく見かける。そういう自分自身も、ストレートネックにならない為に首の後ろを伸ばしたり。日常において気になる事が変わってきている。
 
現代人の疲れは、畑仕事や、荷物を担いで徒歩で山を越えたり、昔の様な体の使い過ぎによる疲れではない。運動量が足りず、不自然な体勢が多く、目を使う時間が長い。
コロナ禍で流行語の様になった「おうち時間」が、さらにこの状態を作ったように思う。
この状態が長く続くことにより、自立神経が乱れ、そして「疲れが取れない」と感じている人達が増えた背景が、ヘッドスパの需要が多くなった証拠だと思う。
 
疲れは、ストレスになる。
疲れてくると睡眠の質と精神面にも影響する。全身の筋肉が硬くなり、頭はロックされたようにカチカチになる。髪もパサパサ、抜け毛も増える。その何となく抜けない不調が仕事や人間関係にも広がり、日々に「余裕のなさ」を感じている人がどれだけいることだろう。
 
これらを緩めるのがヘッドスパだ。
予防医学が大切になってくるこれからに、なくてはならないものになっていくと私は思う。

 

ヘッドスパは個室を使いますので、

お電話でご予約お願いしています

079-299-3404(9:30〜19:30)

 

【美容師コラム】白髪と電磁波

白髪って何故生えてくるのでしょう?

「老化や遺伝、栄養不足、紫外線」が原因だと言われていますが、

解明されつつある原因の一つとして、現代の「生活習慣と生活環境」にあると言われています。

 

今から40年くらい前は、白髪が目立つ年齢は50歳前後だったのに対し、今では10代~20代でも白髪があったり、30代での白髪染め率はどんどん上がっています。これは、「老化や遺伝」だけではなく、「生活習慣と生活環境」が与える、体内からの影響ではないか?と気づき始めたからです。

 

原因となる「生活習慣」とは、運動不足、ストレス、嗜好品に偏った食事、

そして「生活環境」は、今回のテーマである、スマホやパソコンからの電磁波。最近で言えば、コロナ禍の行動制限により、動く時間が減り、ストレスが溜まる、面倒くさいからとインスタント食品や、テイクアウトを、スマホを見ながら食事を済ませたり…。そうして電磁波などの影響で睡眠の質がどんどん悪くなり、全身の血流が悪くなります。

 

電磁波は、人間の体内に大量の活性酸素を発生させます。活性酸素には、善玉活性酸素と、悪玉活性酸素と2種類あるのですが、その内の「悪玉活性酸素」が、毛根を含む全身の細胞にダメージを与え、白髪が生えやすくさせる体内環境を作ってしまいます。

 

生活環境もだいぶ変化しました。私が子供だった頃と比べると、遊びで言えば、公園で難易度の高い遊具に挑戦してみたり、廃線跡の草むらで虫を探したり、田んぼの用水路でフナを捕まえたり、食事やお菓子まで母の手作りでしたし、きっと今より水も空気も綺麗だったんだろうなと。夏でも昼まで30度になるかならないか…。そんな環境で過ごしてきました。

 

今は、便利な物がどんどん出てきましたが、防犯上、外で遊ぶ時間も減り、IH調理器や電子レンジ、テレビ、スマホ、PCやゲーム機器等から出る電磁波に常にさらされ、空気汚染、年間平均8キロは摂取している食品添加物、見た目の為に濃度が濃くなる農薬、知らず知らずの内に体に影響を与える物質のなかで私達は暮らしています。

 

そして完全にこれらの物を避けて生活することの方が難しくなっています。

 

30代に入ったからと言って急に白髪になるのではありません。10代、20代からの生活習慣の積み重ねが、5年後、10年後に表れてくるんですね。お肌もそうです。今日の肌は5年前の食事からできていると言われます。5年後シミになるよ~と同じです。そして髪の毛も同じ。

 

白髪の為に、昭和の暮らしに戻すわけにもいかないですし、便利な物は使用しながら、たまにはスマホを見ない、デジタルデトックスをしたり、食品添加物を意識してみたり、寝る時間を早くしたり・・・できる範囲で避けたり解消することも大切。そして外からダイレクトに頭皮環境に影響を与えるシャンプーとトリートメント選びも実はとっても重要です。

 

老化や遺伝的要因の白髪以外で、ストレス性や白髪になりかけの段階など、頭皮環境が原因の場合は、頭皮環境が改善すれば、白髪が減ることはあります。

 

私は個人的には、白髪が出てくることは、自分を下げるマイナス要因でも「悪」とも思っていません。

1本でも体を守ってくれている体の一部なので、大切にして欲しいと美容師として思っています。

 

naoko takahara

【美容師コラム】既に多様性な美容師。


ユニバーサルスタジオジャパンUSJ)から発信されたニュース。
 
【今まで男女で異なっていた髪の色やメークに関するルールを統一する。
社内で進める多様性推進の一環で、1日から運用を開始した。清潔感があることを前提に、男性にも女性と同様に明るい髪の色を認めるほか、女性と同じメークに関する規定を導入。また国籍や宗教の違いなどに配慮し、制服に隠れる場所であればタトゥー(入れ墨)やボディーピアスも認めた。
広報担当者は規定を改定した狙いについて「エンターテインメントは新たな価値観を広める役割がある」と説明した。 】
 
大手企業が率先して、この「今までの当たり前を変えよう」とする動きに私個人は大賛成。
 
毎年、大学生のお客様が、就職活動やインターンシップ参加の為に、わざわざ髪を黒く戻さないといけない
時の、あの悲しそうな表情と、人によっては似合わない「黒髪」に、同じような髪形、リクルートスーツ。
量産されたおにぎりみたいな中から、本当にこの人の「良さや個性」が分かるのだろうか・・・と、いつも思うのです。
 
その人の魅力を引き出す事を仕事としている私達美容師からすると、実にもったいない。
人にはパーソナルカラーがあり、自分を表現する為のファッションがある。好きなもの、好きな髪形、好きなメークで自分を纏ってこそ、発揮できる個性があるのに。と。
 
今でこそ、「多様性の時代」だと、これはいかにも最先端かのように発信しているけれど、既に多様性の中で仕事をしている美容師からすると、やっとか。というのがこのニュースを見て思った感想。
 
振り返れば、既に美容専門学生時代から「個性主義」。髪型も、ヘアカラーの色も、メークも、ファッションも
如何に個性で勝負するかの毎日で、友人の中にはLGBTの子達も当たり前のように一緒にいたし、彼、彼女達がどんなに素晴らしい人間かを知っているから、そんな事は気にする次元にないのだ。むしろその子達のおかげで、知らない世界が広がり、考え方もあらゆる方向から捉えられるようになったし、個性をお互い批判せず、受け入れてくれる友人と環境に出会えたことで、「今を生きている」実感を全身で感じていた。
 
そして当たり前のように、美容室に就職する時も、一番お気に入りの服で、ばっちり髪型もメークもキメて、いざ舞台に乗り込む気持ちで面接に臨んだ。それが周りも当たり前だった。
 
私たちの世界では、「美容師は個性が大事、美容師さんは個性的でいいよね」と、一般企業では即落ちるだろう風貌が、逆に認められていたりする。
 
では、髪が明るいから、仕事ができない?髪が明るいから、個性的なファッションだと、人としてダメですか?だったら、美容師さんはダメダメ人間ばっかりですよね。(笑)
 
何故、職場での個人の多様性、自由化が認められつつあるのか…。
 
結局は、これからの時代に、仕事の結果や能力に、個性を縛るような価値観は要らない。ということが証明されてきたからだと思う。
ただ、私達の個性の自由は、約束として、「お客様、共に働くスタッフが見て、不快ではない事」が前提にある。
ドレスが大好きー!で、ふりっフリのお姫様ドレスを着て来られても、皆んなは引く。
そして、仕事の邪魔でしかない。
 
共有の価値観の範囲で、守るべき決まりの中で個性を出してこそ、職場で認められる自由だと思う。
 
私個人的には、基本的に綺麗めで、白、露出しない、仕事の邪魔にならないデザインと、ヘア、アクセサリーもトータルで纏まっているか、季節のトレンドを10%ほど入れる。
と、何となく決めている。
 
綺麗め。というのは、仕事のキャリア上、白は、お客様の後ろに立った時に、暗い色だと髪のシルエットが見えないから。ヘアはカラーリングが汚くないように月1ケア、アクセサリーは個性的なデザインで、無地の洋服にも映えるように選んでいる。トレンドは、靴だったり、色だったり。全身トレンドは、来年着まわせないので。
 
仕事の服装は、時に自分を上げてくれる。
服装にお金もかかってきたけれど、いつでも落ちそうなテンションを上げてくれるのは、新しい服だったり、髪型だったり、セルフプロデュースは楽しいもの。それで仕事も楽しく出来るのだから、職場環境の多様性推進は良いと思う。
 
 
 

【美容師コラム】10代に多い抜毛症

                     10代に多い抜毛症
 
 
仕事柄、日々様々な年齢の方の「地肌」を診る事が多いのですが、ここ10年くらいでしょうか、髪の毛をむしってしまう、「抜毛症」に悩むお母様からの相談を受けます。
というのは、この症状、中学生~高校生の思春期の子供たちに見られるからです。
 
抜毛症がどういう状態かというと、無意識、または意識的に、髪の毛を無理やり引っ張って抜いてしまい、それがやめられなくなる行動です。同じ場所を抜くことが多く、だんだんと部分的に髪がなくなり、地肌がみえる状態になります。この時点でご家族が気付くことがあり、「やめなさい。といってもやめなくて・・・」と相談を頂きます。
 
医療の専門家ではないですし、ただただ、その10代のお客様の心の声を聞いていて判断してきた美容師としての見解ですが、「抜毛症」は、心のストレスが原因でおきていると思います。
 
小学生から中学生へ大きく環境が変わる時の不安であったり、塾、部活・・・と自分の時間がなく、コロナでお友達ともなかなか遊べない等、「この“しんどさ”が、何なのか分からない、だからそれをどう表現していいか分からない。」
無意識に心のバランスを保つために自分の髪を抜き、心の安定を保っているのだと思います。
 
広いようで狭い、「学校」というコミュニティーの中で生活し、集団特有の感覚の中だと、自分が何に悩んでいるのかも、辛さの原因も分からなくなることもあり、外にSOSを出せなくなるのではないでしょうか。
 
そういう私自身も、中学生の頃、襟足の髪を引きちぎる癖がありました。だいたい試験前や机に向かって座っていなきゃいけない時に出ていたと思います。触ってしまう癖だと思っていましたが、きっと心のバランスを保っていたのだと、今だから分かります。
 
髪を抜いてしまう学生さんとお話しする時、髪を抜くのは、心が疲れていたり、不安や悩みでいっぱいいっぱいになっている事をお知らせしてくれていて、抜いてもまた生えてくるから、やりたい時はやってもいいけれど、やったことで自分を嫌いになったらあかんよ」とお伝えします。やってはいけないことだと、本人が一番分かっていますし、「またやって!!」と責めないことが大事かなと思います。それよりも、悩んでいることがあったら、表現する言葉が見つからなくても、時間をかけて相談したらいいよ。と。
 
髪は、その時の精神面も現れることがあります。大人になれば、年齢性別、考え方も違う人たちと関わることで、うまく受け流したり、考え方を変えたりしながら悩み自体が自分の事以外へと変わっていくものですが、思春期は、今いる環境が全て。他者と自分を比較して落ち込むこともあると思います。
 
SOSとして表れる抜毛症。地肌のケアより、心に寄り添うことが一歩ではないでしょうか 
 
 
                                naoko takahara
 

【美容師コラム】抜け毛と頭寒足熱

【秋に抜け毛が増えない為に今からできる事】

9月頃になると、多くなるのが秋の抜け毛。この時期は毎年、70%程のお客様が抜け毛が増えていると感じておられます。抜けてもまた生えて来るとは言え、床に落ちた髪、排水溝に溜まる髪・・・お掃除もひと手間ですよね。
では何故、秋に抜け毛が多くなるのか。
偏った栄養バランス、添加物・生活習慣、ストレス、様々な原因が抜け毛を起こしますが、確実なことは、
「体の中の状態が髪に表れている」ということです。
今回は特に夏から秋にかけて影響のある「冷え」が起こす抜け毛についてお話ししたいと思います。
 
「冷え」は「血の巡りが悪い」状態を表します。
 
近年、夏は平均気温が40度近くなりそうな勢いで上昇しています。至る所でクーラーは1日フル稼働、
冷たい食べ物や飲み物に、熱中症予防だ!と、がぶがぶ水分を摂り、裸足にサンダル。そして一日中クーラーで冷えてなんだか体がだるい・・・。これが抜け毛の原因なんです。
そう、快適さを求めて冷やしている結果が人工的に「冷え」を起こしているんですね。
 
今、色んな場所で自分の体温が測れるようになりましたが、(正確さは別として)
足の指で体温を測ったことはありますか?足は心臓から一番遠くにあるので、上半身より低いことが多いのですが、測れた場合32度台。それ以下の人は低すぎて、体温計が感知出来ず測れません。
現代人は、季節に合っていない食事の摂り方や、運動不足、1日中座りっぱなし…と、下半身が冷えていて、上半身に熱がこもっている人が多く、全身の血の循環が悪い為に不調が多いのです。
夏の環境は、クーラーの冷気は下に溜まり、より下半身が冷えやすくなります。それに冷たい物を体の中に取り入れることで内臓の冷えを起こし、シャワーだけでお風呂をすませば、夏の間はずっと冷えて、血の巡りが悪い状態を作っていることになります。
この「冷え」からくる内臓の疲れが、頭皮の毛細血管にまで影響し、冷えが少し緩和してくる秋に抜け毛として
現れるのです。
血の巡りの良い状態を、「頭寒足熱」と言います。足元を冷やさない、体の中を冷やさない。夏に限らず、年中意識してみると良いですね。
 
頭寒足熱体質を目指すには、半身浴、靴下を履く(シルクと綿がおすすめ)根菜類を食べる、腹八分目、歩く
ことが良いそう。
血の巡りが良くなるということは、排毒(デトックス)しやすくなります。
秋の抜け毛対策、今から出来ることから気を付けてみませんか?    
 

【営業日誌】インナーカラー🟦

インナーカラー

ブルー系

 

レシピ🧹

①プレックス系ブリーチ6%×2倍 30分

②洗い流す pH処理

③上部 ID14:ID4:Goth-N:CLA9(1:1:20%:20%)

               OX6%

   下  ID14:CBe12(2:1) OX3%

   クロマID ブルー

f:id:aura-705takahara:20210717010013j:image

f:id:aura-705takahara:20210717010016j:image

f:id:aura-705takahara:20210717010102j:image

表面のアッシュ系は、発色はどうしても髪質に左右されますーー💦

オレンジ味が強いと、弱くなる。。

14レベルと4レベルを使うのは、9レベル単品のインディゴより、

アルカリ高くして、濃ゆいインディゴを入れるっていう計算なんやけど、上手く出る時と出ない時があるんですよねー。奥深い……

 

 

【営業日誌】インナーカラー

昨日に続き、

インディゴブルー✖️グリーン系の

インナーカラーのデザイン

 

表面 [カラー剤シュワルツコフ]

ID4:G-SA7:CLA9(1:1:1)OX3%

インナーカラー

①ファイバープレックスブリーチ6%✖️2

30分放置

②流し後→クロムID

ブルー:クリア(2:1)

ブルー:イエロー:モカ(1:1:0.5)

 

くすみベースで発色できたかなと思います

f:id:aura-705takahara:20210712000430j:image

f:id:aura-705takahara:20210712000434j:image

f:id:aura-705takahara:20210712085000j:image