【美容師コラム】白髪とシャンプーの関係
もうすぐで41歳になりますが、私、白髪が一本もありません。
5歳と9歳離れた弟と妹は既に白髪があり、
両親共に白髪なので、なぜ無いのか?は逆に知りたい(笑)
因みにうちのスタッフ達も年齢の割には白髪が少ない。
特に白髪を気にして何かをしている訳ではないのですが、唯一やってきた事といえば、市販のシャンプーは使わなかった。
美容室で働いているということもあるので、必然とサロン専売のシャンプーを使い続けてきただけなのだけれど、もし、これが何か頭皮環境に影響があるとしたら、
シャンプーの成分かな?と思います。
理数系ではないので難しい話しは右から左なので詳しく説明出来ませんが、頭皮環境に影響を与える界面活性剤のお話し。
市販シャンプーの界面活性剤で
代表的なのが、「ラウレス硫酸ナトリウム」
今では、使われなくなった
「ラウリル硫酸ナトリウム」
なぜ使われていないかというと、分子が小さい為、毛穴に残り地肌に残りやすいから使われてなくなったそう。危険視でしょうね。
さて、界面活性剤とは、本来は分離してしまう「水」と「油」を乳化作用という働きによって混ぜ合わせることで、皮脂や汚れを浮かせて落とすことができるので必ず入っています
ドラッグストアなどで購入できるシャンプーの多くは、主な洗浄成分として「高級アルコール系界面活性剤」が使用されています。
"高級"だからと言って高級=良い。ではなく、
泡立ちや洗浄力が高く、原材料も安いため多くのシャンプー剤で使用されています。
高すぎる洗浄力は、必要な皮脂まで落としてしまい頭皮環境を乱してしまう可能性があることから、外の刺激から守るはずの必要な皮脂膜まで落としてしまい、そこに紫外線などが直で当たる事で、乾燥した地肌になったり、薄毛に対して悪影響があると言われています。
この間、ドラッグストアのシャンプーリサーチ(1時間くらいシャンプーコーナーに居ます)
をしていると、半年前にリサーチした時よりも、商品が入れ替わりさらに増えていて、シャンプーの生き残りも大変なんだろうな。と
そして、全体的に洗浄成分は優しいものになっていて、ラウレス硫酸ナトリウム使用の物はThe有名どころくらい。
ほとんどのシャンプーのベースがココイルメチルタウリンNaや、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naなど。
洗浄力はしっかりあるけれど、他の添加剤で調節してあり、基本的に優しくなったような気がします。その代わり全体的に1500円台と価格も上がってきましたね。
美容室専売品は、その値段より高くなるのは、界面活性剤を始めとする内容成分の「質」が違うから。
世の中に売れる為に作られたシャンプーよりも、地肌や髪の事を考えて作られている物が多いですし、髪のプロである美容師が普段仕事でも使いながら、本当にいい物を判断して取り扱っているので、シャンプーどれにしたらいいか分からない〜??と、合うか合わないか分からないシャンプーを買うのに、ドラッグストアの棚の前で悩むこともないのです。
と、言いつつも実はサロンのシャンプー選びの際でも、これが良い!!!っていうのを決める方が難しい。
選ぶ方法としては、
できることなら裏の表示が分かった方が良いですし、好みの香りだったり、使用感だったり、
パッケージだったり。
私は、自然派が好きなので、余計なものが入っていないか、地肌がスッキリするか、お風呂場に並べたらオシャレか。みたいな感じです。
私が特に最近お気に入りなのは、コンセプトに共感した、ヴィーガン処方の
「オーセンティックビューティーコンセプト」
肌と髪に優しい自然派、動物実験をしない、水質汚染させない、社会貢献も考えたシャンプー、それでいてサラッサラに仕上がる。
ドイツのブランドなので、香りが最初はキツい??と感じたけれど、だんだんその香りに癒されるようになり、シャンプーするのが楽しくなります。
ギシギシなりがちな自然派ですが、これは全くならない!
後は、美容師になってからずっと使ってきたメーカーはアジュバン化粧品のReシャンプー。
すこやかな美しさをサポートするヘアケア・スキンケア化粧品メーカーのアジュバンコスメジャパン
私は普通肌の脂性よりなので、すっきりさせたいので、基本はエミサリーシリーズ
乾燥する冬や、カラーの後などは、プラチナム
と、使い分けています。
アジュバンのシャンプーは、乾かさないまま寝てしまっても、(次の朝の寝癖は酷いけど、)サラサラサラ〜っとしてます。
乾かさないのあかんけど。だって疲れてるんですよ、ドライヤーめんどくさいんですょ。。
なんでも程よく適当に(*^▽^*)
ストレスがそんなに無い事も大事かもですね